物 件
所在地
福島県耶麻郡猪苗代町大字大道西地内(通称・長坂地区)
詳しくは下部現地マップをご覧ください。
面積
113,896㎡(34,495坪) 3筆合計
地目
山林(水源地含む)
用途
磐梯朝日国立公園 第3種
小規模開発 3,000㎡以内
大規模開発 3,000㎡以上
セットバック 20m
建ぺい率 60%
容積 200%
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ご質問・ご相談
磐梯朝日国立公園「磐梯山」は、三方の峰から形成されており、当所有地内に豊富に流出している原水は「櫛が峰」中腹の標高800メートルに位置しており、水源地周辺は自然環境が厳しく保護されているため、将来にわたり汚染の心配もまったくない地域です。
幸いにして東日本大震災と原発事故による被害もなく、環境が大きく変化することはありませんでした。水質検査においてもセシウム等の汚染物質は全く検出されておりません。
当地は日本屈指の景勝地である裏磐梯(五色沼・桧原湖等)の玄関口になっており、年間約500万人(猪苗代・北塩原地区)の観光客が訪れています。
この自然からの恵みを活かし、永く活用していただけることを願っています。
水源地
当社所有地内の水源地には昔より「水神様」が祀られており、神聖なパワースポットのエリアとなっております。当長坂地区では縄文時代より人々が生活を営んでおり、平成18年に縄文土器が数多く発掘されて話題になりました。
更に、古代より当地の湧水が生活用水として使用されていたことを示す水路跡も確認されており、当地区では今日まで約400年間、この水を飲料水として使用しています。(地区有識者証言)
この地区には2箇所の水源地があり、当所有地内の水源地の水利権は、当社専用となっています。一切の障害なく好条件が整っており、他にはないワンランク上の希少価値のある水源地です。
当社では将来危惧されている飲料水不足に備え、この貴重な水源を利用できないか模索を続けています。そのため当地を有効活用できる法人・団体様を探しています。飲料水製造、店舗展開など業態は問いません。当地が恒常的に活用されていくことで、水を通して広く公益に資することができ、同時に地元の人々にとっては「里山」として親しみ深い存在になることと確信しております。
未来へのビジョンと社会性を持ち、広く物事を捉えていただける法人・団体様に活用をご検討いただければ幸甚です。
縄文万年水について
水量
約200t/日 自然噴出
磐梯山・櫛が峰の当水源地山頂には自然が造り出した多くの「水瓶」があり、太古の時代より絶えることなく豊富に湧き出ています。
磐梯山周辺の資源地は「名水百選」にも選ばれています。
現地について
利用適合業種
- 健康飲料水製造、製氷工場、地ビール工場、食品工場等
- きのこ、山菜栽培(広大な自然環境に恵まれている)
- 観光客ターゲットの店舗展開(道の駅、水の駅等)
- 道場や教育施設、研修施設など(情操教育にも最適)
現状
平成22年11月に国道接口接続進入口の工事(第24条)は既に完了しております。進入口幅員12mです。(現状車で山に立ち入ることはできません。写真のように入口に車を止め、徒歩にて水源地までご案内します)
アクセス
記者レビュー
猪苗代湖の水源を調べる中で、地権者からの紹介によりこの山の存在を知りました。
山の入口は、国道459号に面しており、道路に接続している進入口は、幅員12メートルの造成工事(24条許可)が完了しているようです。
山の林道を100メートルぐらい上ると、小川のせせらぎの音が聞こえ広く平らな林が広がります。その林を右手に見ながら、綺麗な水の流れる小川沿いに緩やかな林道を上っていきます。
少し坂が急になったら、しばらくで道なりに右に折れます。そこからは急坂となり、登りきったところに「水神様」が祀られていました。
その水神様のある場所が「水源」となっています。なお、この水源より山の上の方は国有林になっており、今のところ人が踏み入ることができない状態だそうです。
この水源からは、古来より、一日200トンもの水が湧き出しており、東日本大震災の後も水源の状態は全く変化がなかったということです。山の下の長坂という地区からは「長坂遺跡」が発掘されていることから、古代よりこの水が使われていたのではないかと考えられています。この水は、古代から今現在に至るまで脈々と湧き出し続け、それはきっとこの先未来も変わることはないでしょう。
見せていただいた水質検査表の記載によると、この水は、硬度14、常温9度の超軟水で、原水の状態でも水道法の水質基準に飲料水として適合しているようです。私も飲んでみましたが、とても美味しい水でした。
これだけの水をこのままにしておいては、何だかもったいない気がしてなりません。
水利権もここだけ(約3万5千坪の土地)の物で、他には影響をおよばさないのだそうです。
地主さんに聞くところによると、水の有効活用は何度も模索してきたそうですが、結局自分達だけではどうにもならないと言います。
自治体にも相談してみたそうですが、設備資金等諸々の予算がないため、現状では協力が得られていないそうです。もっとも、企業が来てくれることで町の雇用が創出されるようであれば、全面的に協力は惜しまないとのことです。
このような「天然自然伏流水」を守り、有効、有意義に使い、自然界と共生・共存・共栄しながら、未来に繋げていくことは、地球全体にとっても、日本国にとっても、とても大切なことのような気がします。
と言うのも、飲料水を巡る問題は、これからとても大きなものになってくると思うからです。
地球は、「水の惑星」と言われているとおり、地球表面の約71パーセントを海が占めています。この膨大な水の存在が、人間を含む生物の生存を支えているのです。しかし、私達人間が利用できる水は、決して多くはありません。地球上の水の97.5パーセントは海水(塩水)で飲めない水、飲料に適した淡水はわずか2.5パーセントしかありません。しかもそのうちの3分の2は、極地の氷河や深層地下水として貯蔵されているもので、私達が利用できる水は、わずか1パーセントにも満たないと言われています。 (日本陸水学会編著「陸水の事典」講談社より)
今、地球上で飲料水を必要としている人類は、70億人以上いると言われています。他にも淡水を必要としている動物・植物等の生物が多々存在します。
このような状況の中で、今後、地球上の人類の20億人から30億人の人々が深刻な飲料水不足にさらされる状況になると考えられています。
日本国内だけに目を向けてみても、今後駿河湾沖や東京湾を震源とした都心部への大地震、富士山の噴火等、様々な自然災害が危惧されている状態です。今後もし東日本大震災規模、あるいはそれ以上の規模の有事が起きた場合、飲料水の不足は危機的な局面を迎えるのではないでしょうか。
飲料水となるような「天然自然伏流水」は、あるところには沢山ありますが、ないところにはまるでありません。偏在する水を平等に分配する事は難しく、なかなかできるものではありません。
ですが、郡山の安積疏水のように、農業用水をはじめ、生活用水、工業用水、発電用水と多目的に見事に活用している事例もあります。この天然伏流水も、何か有効な活用方を考える余地があるのではないでしょうか。 有事が起こる前から、少しでも多く新鮮な自然天然水を飲料水として供給出来る状態の場所があれば、それに越したことはないでしょう。
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